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| Y.多種類の庭樹に共通して発生する虫害 |
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見 出 し
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1.吸汁性害虫
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1)アブラムシ類
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2)カイガラムシ類
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3)ハダニ類
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4)グンバイムシ類
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5)ハゴロモ類
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2.食葉性害虫
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2)オビカレハ
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3)マイマイガ
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4)ドクガ類
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5)イラガ類
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6)ミノムシ類
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7)ハムシ類
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| 3.樹幹穿孔性害虫 | |
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1)カミキリムシ類
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2)ガ類
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1.吸汁性害虫 |
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体長数mmのアブラムシが花、新梢、葉、枝に寄生し、樹液を吸汁し加害します。葉の展開時期に寄生を受けると、葉が縮れたり、虫えいをつくったり、新梢が奇形になることもあります。種により体色もいろいろあります。多くの種の排泄物が、すす病を誘発します。常時庭樹を観察し、発生初期に群棲している枝葉をアブラムシとともに切り取り踏み殺します。 ¥ |
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多くの庭樹に多種類のカイガラムシ類が寄生します。枝葉から樹液を吸汁加害し、樹勢を衰弱させます。また、排泄物が付着した枝葉が黒い膜で覆われるすす病が誘発され美観を損ないます。多くの種はカイガラ(貝殻)の中で越冬し、4〜5月にふ化し、枝葉上を分散定着してカイガラや白色ロウ物質を形成します。ふ化分散するまでに庭樹を定期的に観察し、カイガラを軍手、タワシ、歯ブラシ等で剥ぎ落とします。枝が混み合い風通し、採光が悪いと発生しやすいので、枝透かしを行います。 |
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針葉樹では、マツ類、キャラボク、スギによく発生し激しく発生すると枝葉を枯らすことがあります。広葉樹では特にツツジ類に被害が目立ちます。脚が8本あり、昆虫(脚が6本)よりもクモに近い仲間です。このため殺虫剤にかわり、殺ダニ剤が市販されています。成虫は0.数mm〜0.5mmほどの大きさで多くは赤褐色をしています。激しく寄生を受けると葉がかすり状になります。広葉樹の場合、葉裏をルーペなどで見るとハダニが動き回っているのがよく観察されます。マツなどの針葉樹では、被害を受けた枝を白い紙の上で叩くと、ハダニが落ち紙の上をはい回っているのがよく観察されます。見にくい場合は、紙を半分に折り両側から叩くと、ハダニがつぶれ赤い斑点となって紙に残ります。5月頃から成虫が現れ、10月頃まで活動し、卵で越冬します。ハダニは、幼虫から成虫までの一世代の期間が大変短く、1〜2週間で終わる。この間ネズミ算式に増殖し、被害も大きくなります。雨などで流され落ちたハダニは、再び枝葉に戻ることはできません。この性質を利用して夏の散水時には、枝葉に水圧を上げて散水すると防除効果があります。 |
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ハダニと同じように、葉にかすり状の被害が発生します。特にツツジ類やボケ、ナシ、カリンなどバラ科の庭樹に多く発生し激害をもたらします。かすり状になった葉は早期落葉します。相撲の行司が持っている軍配と同じような形をした虫が、葉裏に寄生しています。農薬散布時には、葉裏に充分薬液がかかるように、噴霧器の噴口を下から上に向け散布すると効果があります。 |
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数種類いますが、主に目に付くのはアオバハゴロモです。広葉樹の柔らかい新梢に白い綿状物質をつけ、吸汁加害しています。最初は白色で活発には移動しませんが、成長するにしたがって薄緑色に変わって触ると、急に飛び逃げます。長さ1cm足らずで、横から見ると三角形をしています。発生初期に見つけ、枝とともに切り取り焼却処分にだします。 |
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2.食葉性害虫 |
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多くの広葉樹の葉を幼虫が食害します。幼虫は3cmほどに成長し白色毛で覆われています。6月〜7月、8月〜9月の年2回幼虫が発生し、オビカレハの幼虫とよく似た糸を吐いた巣を作ります。葉脈を残し葉肉のみ食害するので、食害跡はレース状の葉になります。若齢幼虫が集団生活している巣を、枝ごと切り取り焼却処分にだします。過去には大発生を繰り返しましたが、最近の大発生は認められません。しかし、2003年には発生が確認されています。 |
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4月〜5月頃、サクラ、ウメなどの小枝分岐部に多量の糸を吐き巣を作り、若齢幼虫期を過ごします。老熟幼虫は6cm近くになり、多量の葉を食害します。卵塊は枝にリンク状に産み付けられるので、これを落葉期に見つけ潰します。または巣の中で集団生活しているのを見つけ、枝ごと切り取り焼却処分にだします。 |
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4月頃から現れ6月頃まで、多くの常緑・落葉広葉樹の葉を食害します。卵塊は、樹幹に産み付けられ黄褐色の毛で覆われていますので、冬期見つけて潰します。 |
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ドクガ以外にモンシロドクガ、チャドクガ、ブチヒゲヤナギドクガ、ヤナギドクガ、スギドクガなどがいます。このうちチャドクガはツバキ、サザンカ、チャノキなどに、ブチヒゲヤナギドクガ、ヤナギドクガは、ポプラ、ヤナギなどに、スギドクガはスギ、ヒノキなどの葉を食害します。モンシロドクガ、ドクガは、多くの広葉樹の葉を食害します。これらのドクガ類は、成虫、卵塊、幼虫、繭ともに毒毛を持ち、触ると激しくかゆみを感じます。集団生活している若齢幼虫を枝葉ごと切り取り焼却処分にだします。 |
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イラガ以外にヒメクロイラガ、テングイラガなどがいます。幼虫はドクガ類と同じように毒毛を持っており、触れると激しく痛みを感じます。葉の裏から葉肉を食害することが多いので、被害葉は、茶色く透き通った状態になります。被害葉を見つけ枝葉ごと切り取り焼却処分にだします。 |
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チャミノガ、オオミノガが多くの広葉樹に寄生します。6月から被害が目立ち始めるので、葉裏までよく観察し、見つけ次第捕殺します。 |
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ドロノキハムシおよびヤナギルリハムシ(加害樹種:ポプラ、ヤマナラシ、ヤナギ類など)、ニレハムシ(加害樹種:ハルニレ、アキニレ、ケヤキ)、ハンノキハムシ(加害樹種:ハンノキ類、ヤナギ類、サクラなど)、サンゴジュハムシ(加害樹種:サンゴジュなど)などが発生します。葉脈を残して葉肉を食害するので、被害跡はレース状の葉が残ります。加害している幼虫、成虫を見つけ捕殺します。 |
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3.樹幹穿孔性害虫 |
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シロスジカミキリ、ゴマダラカミキリ、クワカミキリ、キボシカミキリ、スギカミキリなどが多くの樹種の樹皮および材を食害します。このため樹勢は衰退し、枝枯れ、幹枯れを起こします。木くずの発生、産卵のための食害跡などの発見に努め、穿入孔に細い針金を入れ幼虫の刺殺、産卵跡を軽く叩き卵を潰す、成虫の捕獲などを行います。 |
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コウモリガ、キマダラコウモリ、コスカシバ、ボクトウガなどの幼虫が樹幹内または甘皮(形成層)部分を食害し、庭樹を枯らします。ウメ、サクラ、モモなどのバラ科、ツツジ科などの庭樹に被害が目立ちます。樹幹表面から排泄される虫糞、樹幹からのヤニの流出・塊に早期に気づき、穿孔した穴を見つけて細い針金を上下に差し込み幼虫を刺殺します。 |
| はじめに | |
| T | 庭樹の組織とその働き |
| U | 庭樹の環境 |
| V | 樹勢回復 |
| W | 肥料 |
| X | 多種類の庭樹に共通して発生する病害 |
| Y | 多種類の庭樹に共通して発生する害虫 |
| Z | 農薬 |
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| \ | 移植 |
| ] | 庭樹の増殖 |
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