平成23年度 奈良県森林技術研究評議会の事後評価結果一覧
  事後評価

研究課題名
研究
期間
担当課
研  究  概  要 研究目標の達成度 研究成果利活用の見通し コ メ ン ト

GISを用いた適切な竹林管理のための竹林の拡大予測

H2022
森林
資源課
GISを用いて竹林の拡大要因を解析するとともに、スギやヒノキの造林地にタケが進入することの影響について調査を実施し、竹林の拡大の危険度や緊急度の高い場所を事前に予測することにより、竹林あるいは竹林を含む里山の適切な管理計画を立てるための判断材料を提示する。
C
B
 竹林拡大による針葉樹人工林の劣化メカニズムは一部解明されているが、竹林拡大防止策としての提案にまでは至っていない。 継続的な調査研究に基づいて手法の確立が求められるが、そのためには、課題の認識、必要性や期待される効果についての説明が必要と思われる。 2つの年代の異なる空中写真から竹林を識別し比較することで、未来予測を行うという手法が森林分布においてはよく使われるかもしれません。一般的には、年代A、Bの測定結果から年代Cを予測し、Cの実測結果と比較することで、その推測理論を裏付け、そして年代Dについて議論を行うといった段階を踏むべきではないかと思いました。
スギ、ヒノキ等の間伐材を用いたきのこ林地栽培 H20〜22

森林
資源課

スギやヒノキの未利用間伐材の有効利用を図り、安価な原木利用によるハナビラタケ等の新たな原木栽培手法を確立する。 C B  残された課題や成果を整理し、継続的に取り組まれることを期待する。本質的にスギ、ヒノキでの栽培が困難なのか? 経済的に成り立つ条件などを含めて整理されてはどうでしょうか。 ダメだったというデータも、ある意味、大事なことだと思います。 目標設定に問題があったと思われる。途中での技術開発は成果を主張すべき。 技術研修会を積極的に行っておられることは評価できますが、行政の試験研究機関ですから、取り組みを継続的に成功させるための安定した生産方法についても言及してほしい。

間伐材を利用した土木資材の劣化調査

H1822 木材
利用課
間伐材を利用した県内の既存木製土木構造物について劣化調査等を行うとともに、新たに無処理材と防腐処理材を屋外に設置し、使用環境と耐用年数の関係を明らかにする。また、適正な保守点検の方法についても検討を行う。 B A  マニュアルと同時にその背景にある試験結果と考査については、学術的評価を受けるべきである。 耐用年数に影響を及ぼす設計・仕様・材料・施工・維持管理等の因子について、広範囲に検討されている。劣化の評価方法についても色々検討されているが、もう少し原理的な考査が必要。落石防止壁に対するメンテナンスとはどういうものか、保存処理は必要か検討してほしい。 詳細な劣化調査の報告が、宇陀市の落石防止壁の杉丸棒加工材のみであることが残念。調査箇所が複数でないと、固有結果という疑念も残る。マニュアルの作成は、研究報告ではないので、読み手を意識した記述方法が必要である。

 

 

研究目標の達成度評価

A
:十分達成された(達成度80%以上)
B:おおむね達成された(達成度60%以上、80%未満)
C:部分的に達成された(達成度40%以上、60%未満)
D:達成に到らなかった(達成度40%未満)

研究結果利活用の見通し

A
:十分活用される研究成果である。
B:部分的に活用される研究成果である
C:現状では活用の困難な研究成果である。

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